アイルランドで生活する上で、気になるのは、「スーパーマーケット事情」ではないでしょうか?
毎日の生活を支えるスーパーマーケットは、暮らしを豊かにしてくれます。
また、移住しても日本食も食べたい。
一方で、物価上昇が深刻な問題となっているアイルランドでは、外食も例外ではありません。
さらに、円安も打撃になっている日本人にとって、少しでも生活費を抑えたいですよね。
この記事では、私が実際に利用しているアイルランドのスーパーマーケットについて、それぞれの特徴や魅力をご紹介します。
その中で、私が見つけた、日本食に必要な商品なども、併せてご紹介します。
これからアイルランドに移住される方や、旅行中の買い物先を探している方の参考になれば幸いです。
スーパーの食料品は安い?
「物価高」と言われるアイルランドですが、意外にも、スーパーマーケットで購入する食料品などは、それほど高くなく、むしろ、日本のスーパーマーケットで購入する食料品よりも、安く手に入ったりすることがあります。
特に、酪農が盛んなアイルランドにおいて、チーズやバターなどの乳製品、牛肉/豚肉/鶏肉/ラム/七面鳥などの生肉(特に塊肉)は、日本より断然安く、かつ良質な商品が手に入ります。
また、アイルランドにおいて、加工前の食料品などに対しては付加価値税(VAT)はかかりません(0%)。その点も、食料品が安価に抑えられている理由の1つです。
(それでも、10年前20年前と比較したら、食料品も相当な値上がりをしているそうで、現地の人達から、よく不満が漏れ聞こえてきます・・・)
ある日のスーパー(Aldi)での購入品
私が2024年のある日に、スーパー(Aldi)で購入した、食料品をご紹介します。

| 商品名 | 値段(€) | 値段(円) |
|---|---|---|
| ギリシャヨーグルト(FAT10%)(500g) | 1.89 | 302 |
| 牛乳(1L) | 1.05 | 168 |
| オーガニックじゃがいも(400g) | 0.99 | 158 |
| 玉ねぎ(750g) | 1.09 | 174 |
| にんじん(500g) | 0.75 | 120 |
| ほうれん草(葉っぱ) | 1.25 | 200 |
| トマト缶 | 0.39 | 62 |
| 鶏肉(350g) | 3.49 | 558 |
| 鶏肉(もも)(400g) | 2.99 | 478 |
| 卵(6個入) | 1.39 | 222 |
| 合計 | 15.28 | 2,442 |
※1€=160円にて計算
ご覧のとおり、円換算しても、生鮮食品は、比較的安価に入手することができます。
アイルランド国内の主なスーパーマーケット
アイルランド国内にあるスーパーマーケットは、主に「アイルランド発祥のスーパーマーケット」、「イギリス系スーパーマーケット」、「ドイツ系スーパーマーケット」があります。
また、数は多くはないですが、日本食材を入手するのに欠かせない、「アジア系スーパーマーケット」も数店舗あります。
ここでは、アイルランド国内にある、主なスーパーマーケットをご紹介するとともに、日本食を作るのに必要な、取り扱われている商品などを紹介します。
1.アイルランド発祥のスーパーマーケット
アイルランド発祥のスーパーマーケットの代表例として、SuperValu(スーパーバリュー)、Dunnes Stores(ダンズ ストアズ)、Donnybrook Fair(ドニーブルック フェア)などが挙げられます。いずれも、商品価格は、平均的な価格に設定されている印象を受けます。
(1) SuperValu(スーパーバリュー)

SuperValuは、全国各地に店舗があり、私の住んでいるエリアにもあることから、頻繁に利用しています。アイルランド産の新鮮な野菜や果物、鮮魚等が充実しています。少し高級な商品を取り扱う一方、意外と安価な商品も取り扱っていたりしますので、掘り出し物もあるかもしれません。
また、アイルランド国内の商品のみならず、世界各国の食材・商品等を取り揃えていますので、特に和食や中華、パスタを作りたいときに頼りになるお店です。白菜やもやしといった、日本の家庭料理に欠かせない食材も手に入ります。さらに、醤油や味噌、カレー粉などの調味料も比較的豊富で、他のスーパーにはないアジア系食材が揃っています。
食卓で、ちょっと工夫したいときに、利用するのがおすすめです。
【主な日本料理系の取り扱い商品】
醤油、みりん、すし酢、ごま油、味噌、てりやきソース、米、乾麺(うどん、ラーメン、そば)、のり、巻きす、ガリ、パン粉 など
(2) Dunnes Stores(ダンズ ストアズ)

Dunnes Storesは、食品だけでなく、衣類や雑貨、家具まで取り扱う総合型スーパーマーケットです。特に惣菜コーナーが充実しており、手軽に食べられるサンドイッチやサラダ、スープなどが豊富です。また、こちらも、アイルランド産の新鮮な野菜や果物、鮮魚等が充実しています。
ダブリン中心部にあるStephen’s Greenショッピングセンター内の店舗は、地上階と地下に広がる広々としたレイアウトで、ショッピングのついでに寄るのに便利です。衣類のセールもよく行われているので、思わぬ掘り出し物が見つかることも。
【主な日本料理系の取り扱い商品】
醤油、みりん、すし酢、ごま油、味噌、米、乾麺(うどん、ラーメン) など
(3) Donnybrook Fair(ドニーブルック フェア)
Donnybrook Fairは、高品質な食品やグルメ食材を扱うスーパーです。少しお値段は張りますし、私が住むエリアには店舗がないため、あまり利用しませんが、特別な日のディナーやギフト用の食品を探すときにぴったりです。ワインやチーズの種類も豊富で、ヨーロッパのグルメ文化を楽しむには最高の場所です。おしゃれな店内も魅力的です。
2.イギリス系スーパーマーケット
イギリス系スーパーマーケットは、主に、Tesco(テスコ)やM&S(マークス&スペンサー)が挙げられますが、イギリス系ということもあり、他のスーパーマーケットより、比較的高価な金額設定になっている印象です。
(1) Tesco(テスコ)

Tescoは、アイルランド国内でも非常に多くの店舗を展開しています。他のスーパーに比べて少しお値段が高めですが、食品の種類や質の良さが魅力です。こちらにも、白菜の取り扱いがあるので、時々立ち寄ったりするときは、購入したりしました。
Tescoも、食品のみならず、生活雑貨などの取り扱いもあります。
また、ポイントカード「Clubcard」を活用すれば、割引などお得な買い物も可能です。
(2) M&S(マークス&スペンサー)

M&Sもイギリス系の高級スーパーで、食品だけでなく衣類や雑貨も販売しています。私の近所にも店舗がありますが、普段使いにはあまり利用していません。
ただし、「Sushiコーナー」が設置されていて、寿司ロールや刺身が購入できます。また、取り扱い種類などは多くはありませんが、日本食系のメーカーの取り扱いがあり、ポン酢やキムチなどが陳列されているのを見つけたときは、嬉しくなり、つい購入してしまいました。
価格が少し高めなので、特別なときに利用するのがおすすめです。
【主な日本料理系の取り扱い商品】
ポン酢、キムチ、キューピーマヨネーズ など
3.ドイツ系スーパーマーケット
アイルランドにある、ドイツ系スーパーマーケットは、主に、Aldi(アルディ)やLidl(リドル)が代表に挙げられますが、いずれも比較的安価に商品を購入することができます。
(1) Aldi(アルディ)

「安さ」と「質」を兼ね備えたスーパーとして、アイルランド国内でも人気の高いAldi。我が家の近所にも店舗があるため、一番利用しています。ほうれん草やチンゲン菜など、日本料理にも使える野菜が揃っているのがうれしいポイントです。また、プライベートブランドのチョコレートがおいしく、つい買いすぎてしまうことも。
Aldiは、セルフサービスを基本としているため、余分なコストが削減されており、その分価格が抑えられています。日用品も多く揃っているので、日々の買い物には最適な選択肢です。
ちなみに、日系の食材の取り扱いは、醤油あたりしか見つかりませんでしたが、中国系や東南アジア系の食材が一部あり、焼きそばや焼うどんに使える「Egg Noodle」などが便利です。
【主な日本料理系の取り扱い商品】
醤油、中華麺(Egg Noodle) など
(2) Lidl(リドル)

Aldiと同じくドイツ発祥のスーパーですが、取り扱い商品やブランドに違いがあります。また、価格帯も、Aldiと同様、比較的安価な設定となっていますので、近所にLidlがある場合は、普段使いによく利用される印象です。
私が住むエリアの近所にはLidlがないため、普段は利用しないのですが、たまに開催される「日本食フェア」期間中は、わざわざLidlまで行き、掘り出し物があったりすると、まとめ買いしたりしています。Lidlを覗いてみると、掘り出し物があるかもしれません。
【主な日本料理系の取り扱い商品】(日本食フェアの時)
醤油、ポテトチップス、ピザポテト など
4.ポーランド系のスーパーマーケット
ここで、日本人向けに、どうしても紹介しておきたいのが、「ポーランド系」のスーパーマーケット。
意外と思われるかもしれませんが、ポーランド料理は意外と日本人の味覚にも合うものが多いですし、日本に馴染みのある食材が数多く取り揃えてられているため、実は、私も頼りにしているスーパーマーケットです!
アイルランドには多くの移民が暮らしていて、ダブリン市内ではポーランド系のスーパーマーケットもよく見かけます。
(1) Polonez(ポロネズ)

ダブリン市内に複数店舗を展開している、ポーランド系スーパーの代表格。
市内中心部にも複数店舗あり、アクセスもいいため、重宝しています。
冷蔵・冷凍食品、加工肉、乳製品、パンなどのほか、ポーランドの定番スナックやお菓子も豊富に揃っています。
特におすすめなのが、
・いくら・たらこなどの魚卵系
➡ アイルランドは島国だが、シーフード系の取り扱いが多くないため、取り扱いがあるのが本当に貴重!いくら丼を家で食べたときの感動は、言葉に表せなったです・・・!
・ソーセージなどの加工肉
➡ 上記に挙げたスーパーでは、「パリっと食感」のソーセージの取り扱いが多くなく、豊富に揃っているのが貴重!ここで購入したソーセージ、美味しかったです!
・もちもちとした食感がクセになるピエロギ(ポーランド風餃子)や、さっぱりした酸味のザワークラウト(発酵キャベツ)
➡ そのままでも美味しく、日本食にも応用しやすいです!
(2) POLO STORES(ポロ・ストアーズ)
ポーランド人の利用者が多いエリアで見かけることのある、ローカル感のあるスーパーです。
店舗はややコンパクトながら、冷凍食品や缶詰、瓶詰めの保存食品、お菓子やジュース類まで、ポーランドの定番商品が一通り揃っていて、Polonezと似ている印象。
中でも漬け物類や瓶入りのスープベースは、日本人にもなじみやすい。
(3) Mroz(ムロズ)
ややローカル感のある中小規模のポーランド系スーパーで、Polonezよりも少し価格が抑えめな印象。冷凍コーナーには、ピエロギやポテトパンケーキ、魚のフライなど家庭料理に使えるアイテムが並びます。
ウインナーやハムなどの加工肉も多く、日本の朝食やお弁当のおかずにもぴったりな味付けのものが見つかります。
5.アジア系スーパーマーケット
アイルランドで生活している中で、しばらくすると、日本食が恋しくなります。日常生活において、日本食が欠かせない方もいらっしゃるかと思います。しかし、上記に挙げたスーパーマーケットにおいては、日本食に欠かせない商品などについて、醤油やみりん、味噌やうどんなどは一般的に売られていますが、その取り扱いは限定的です。
そこで、アイルランドにある、アジア系スーパーマーケットをご紹介します。主にダブリンに集中していますが、コークやゴールウェイなどの都市にもいくつかあります。また、以下以外にも、ダブリンには、いくつか店舗があります。
ちなみに、基本輸入商品の上、希少であったりするため、少なく見積もっても、日本で購入するより、1.5倍~2倍はします。
以下に挙げるお店には、それぞれ取り扱い商品や値段が異なり、それぞれにいい商品があるので、お目当ての商品を、それぞれに見つけることも楽しみの1つかもしれません。
(1) 亞州行 Asia Market



「亞州行 Asia Market」は、アイルランド最大級のアジア系スーパーで、シティセンター(Drury Street)に1店舗、Ballymountに大型店が1店舗あります。私は普段、シティセンターの店舗を訪れますが、郊外のBallymountの店舗は、隣の倉庫とつながっていることもあり、品ぞろえが豊富です。
主な日本食材の取り扱い商品は、以下が挙げられます。
【主な日本食材の取り扱い商品】
醤油、味噌、だし、めんつゆ、味の素、お好み焼きソース、てりやきソース、米(欧州産こしひかり)、米粉、お好み焼き粉、ラーメン、豆腐、冷凍魚、冷凍薄切り肉、冷凍餃子、冷凍納豆、アジア系の野菜、日本のスナック など
ちなみに、食材のみならず、お菓子や、焼酎や日本酒、ビール瓶の取り扱いもあります(ただ結構高い。)。
また、HP上では、オンラインショップでの販売・配達の対応も可能のようです。
(2) Han Sung Asian Market

「Han Sung Asian Market」は、シティセンター近くにある、韓国系スーパーマーケットです。韓国を中心とした、アジア系の商品が多数取り扱われているほか、店内の奥には、イートインスペースもあり、韓国料理などを食べることができます。
ここでは、もやしなどが安く手に入ったり、ふりかけなども種類が多く、掘り出し物を探すのが楽しいです。個人的には、ここが一番日本食材の種類が豊富に取り扱われている印象です。
【主な日本食材の取り扱い商品】
醤油、味噌、だし、めんつゆ、てりやきソース、味の素、ウェイパー(ヴィーガン用のみ)、カレールー、キューピーマヨネーズ、米(欧州産こしひかり、秋田産あきたこまち など)、冷凍納豆、ラーメン、豆腐、冷凍薄切り肉、アジア系の野菜、ふりかけ、缶詰 など
また、ここでは、食材のみならず、わずかばかりですが、日系の生活雑貨も陳列されています。
6.意外なお店?で買える 日本食材
日本食などで使われる食材の中には、「醤油」や「味噌」などに代表されるように、大豆など、ヴィーガンの方が好まれるような食材もあります。アイルランドは、日本以上にヴィーガンの方などにもフレンドリーな国で、自然派食品のみ取り扱う店舗や、ヴィーガンの方向けのお店がいくつか存在します。そういった店舗にも、日本食材が取り扱われていたりしますので、チェックしてみるといいかもしれません。
【主な日本食材の取り扱い商品】
醤油、味噌、ポン酢、米酢、みりん、くず粉、乾物(わかめ、昆布、ひじき、しいたけ など)、梅干し など
我が家の買い物スタイル
我が家の普段の買い物先は、以下の通りです。
目的や取り扱う商品によって、訪れるスーパーを変えています。
・日常的な買い物:Aldi(Lidlが近くにあればLidlでもOK)
・日本食品や追加的な食材が必要なとき:SuperValu
・日本食品をまとめて買い物するとき:Asia Market / Han Sung Asian Market
・惣菜やちょっとした贅沢を楽しみたいとき:Dunnes Stores / M&S
ちなみに、買い物時のビニール袋の販売はなく、エコバッグの販売のみであり、エコバッグは必須。各家庭、思い思いのエコバッグを持参しています。
アイルランドのスーパーのカゴは、こんな感じ。

下にタイヤやついていて、コロコロ引っ張っていくタイプ。
最初は見慣れなくて戸惑いましたが、慣れれば犬の散歩感覚で、少し楽しいです。笑
おわりに
アイルランドでのスーパーマーケット選びは、日本に比べて少し異なる部分がありますが、慣れてくると自分の生活スタイルに合った買い物方法が見つかるはずです。
皆さんもお気に入りのスーパーを見つけて、楽しいアイルランド生活を送ってください☺


